2009年09月06日
キャンベルタウン・ロッホにて

実は、ここへは2回目のチャレンジで入店できました。1回目のときはマスター曰くはたままた満員で入ることができず (平日の20時前だったのにもかかわらず)、京都へ帰る日の19時半くらに来て、なんとか入ることができました。この日もさか田でうどんを食べた後に来たのですが。
1杯目に注文したのは、ポートエレンの26年もの。(写真) ボトリングされたのは今年なので、まだまだ樽は存在するようだ。というのは、ここポートエレン蒸留所は、1983年に既に閉鎖されていて、もう造られてはいないからだ。ただ、製麦工場は今でも稼働していて、ここで作られた麦芽は他のアイラ島のほとんどの蒸留所に供給されている。 続きを読む
2009年08月19日
白州蒸留所へ行ってきた

少し時間があったので、近くのレストランやショップを見て回った。帰りに寄る予定のウィスキー博物館の前では、子供達を集めて夏休み期間限定で「森の工作教室」が行われていた。
集合時間になった。ツアー参加者は総勢50名くらいだろうか。これが30分毎に10時から17時まで続くらしい。ガイドの女性に案内されて、まずは蒸留所で仕込み槽やポットスチルを見学した。場内は、山崎蒸留所と同じくらいの広さだ。 続きを読む
2009年08月13日
盛岡のスコッチハウスにて

大同苑で盛岡冷麺を食べた後、歩いて行ってみた。盛岡公園の前を通って、下の橋を渡ったところにあった。「SCOTCH HOUSE」の文字がライトに照らされていた。店の前を中津川が流れていた。
「何を飲みますか」「アイラのモルトが好きなんですが」 ボウモアのコレクションが目の前にずらっと並んでいた。(写真)なぜアードベッグになったかは忘れてしまったが、1杯目はアードベッグ10年のビッグボトルを頂いた。最近出回っているのとは年代が違った。それだけでかなり味わいも違う。2杯目はマスターお勧めの「グレン・グラッサ」(glenglassaugh)。出されたボトルはウィスキー協会が出しているものだった。マスターは勿論、ウィスキー協会の会員だ。 続きを読む
2009年08月02日
ポートシャーロット2001

ポートシャーロットは、アイラ島のブルイックラディ蒸留所で造られるシングルモルトの一つだ。このポートシャーロット2001の2001には意味がある。それは、ブルイックラディ蒸留所が再開した年だからだ。
ブルイックラディ蒸留所では3種類のフェノール値が違うシングルモルトを造っている。その代表的な物が、ブルイックラディだ。フェノール値は2~5ppm。 そして麦芽のフェノール値を40ppmに変えて造られた物が、このポートシャーロットだ。後一つ、フェノール値を80ppmにまで上げた物が、オクトモアである。
非常にスモーキーとされる同じアイラ島のカリラやラフロイグ、ラガブーリンでフェノール値35ppmだから、40ppmは高いし、スモーキーだ。他にはアードベッグが55ppmだ。
ここブルイックラディ蒸留所の統括責任者は、かってボウモアにいた有名な人(J氏)だ。彼がブルイックラディ蒸留所の衰退を見かねて再開させたそうだ。ボウモア蒸留所はインダール湾をはさんで対岸にある。勿論、ボウモアとは違った味に仕上がっている。 続きを読む
2009年07月26日
角ハイボールセットが当たった

こんな事は、まずないので、ちょっとうれしかった。早速、開けて見てみた。せっかくなので、すぐに消費せず、しばらく置いておくことにした。
最近の新聞で読んだが、サントリーとキリンが統合されると言う。国際企業への脱皮が目的だと言う。統合されれば、国内食品業界ではトップ、世界でも5位に躍り出るそうだ。 続きを読む
2009年07月23日
タリスカー10年

スカイ島とは、ノース語で「傾いた斜面の大岩」を意味するそうだ。写真でしか見たことはないが、険しい山峡と複雑な海岸線がもたらす神秘的なイメージの島だ。今でも島民の半数がゲイル語を話すという。
そんな島で造られるシングルモルトの方も個性的で、ピィーティーでスパイシーな香りとスパイシーかつスイートな味わい。余談になるが「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」などの作品で知られる小説家ロバート・ルイス・スティーブンソンはタリスカーを好んで飲んでいたらしい。
あては、熊本の八代で買ってきた塩トマトだ。土壌塩分濃度が高い干拓地などで栽培されたトマトだという。糖度が8度以上あり、フルーツトマトの元祖だ。歯ごたえもあり、ちょっと普通のトマトとは違うが、美味しい。
2009年06月14日
笹の川酒造のチェリーウィスキー

この日は、まず東北の笹の川酒造が出しているチェリーウィスキーを注文した。勿論シングルモルトだ。XXVと書かれている。43度あるが、これは改訂前の特級酒のアルコール度数が基準になっているそうだ。ピュアモルトだ。
笹の川酒造をなぜ知っているかと言うと、東亜酒造が買収されて、処分されそうになったイチローズモルトの原酒を引き取って(預かって)くれたところだと聞いていたからだ。 その後、肥土伊知郎氏のカスク(樽)マネージメントの腕で、この原酒は新たな命を与えられ「イチローズモルト」として次々にヒットを飛ばしている。今ではなかなか手に入らないものも少なくない。 続きを読む
2009年05月31日
ジュラのスーパースティション

ボトルのマークは女性のマークではなく、「不滅の神の力が」が宿るといわれるエジプトの十字架だそうだ。蜂蜜のような甘い香りが微かにする。スパイシーで、ピーティーな風味がする。ジュラは「鹿の島」の意らしい。釧路で食べた鹿肉に合いそうだ。
あては、最近銀座にオープンした山形県のアンテナショップで買った「さくらんぼの酢漬け」だ。そう言えば6月は桜桃忌だ。 続きを読む
2009年04月22日
余市シングルカスク10年

あては、近所の鳴海あられで買ってきた「七味サラダ」。 「もち米をセイロで蒸し、杵つきした餅を焼もち風に焼き上げ、京七味等で味付けした、サラダ味の京おかき」だが、これが美味しい。
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2009年03月27日
マルスの駒ヶ岳

マルスウィスキー蒸留所は長野県は駒ヶ岳の麓にある。しかし、マルスウィスキーの本社は鹿児島の本坊酒造だ。実は日本のウィスキーの父とも言うべき竹鶴氏がスコットランド留学に向かうとき、当時上司だった岩井氏が送り出した。帰国時にあの竹鶴ノートを受け取ったのも岩井氏だった。そして後に、岩井氏が顧問に着いたのが本坊酒造だった。
だからここのポットスチル(蒸留釜)はニッカ余市蒸留所のポットスチル1号機と同じ形をしている。
マルスウィスキーに使われている水は、花崗岩層をくぐり抜けた軟水だ。残念ながらマルス蒸留所は現在稼働していない。火が消えて10年になるという。今までに造った樽があるので、まだ市場には出回っているが。 この駒ヶ岳はシングルモルト10年ものだ。フルーティーなフレーバーとマイルドな味わいが特徴だ。 続きを読む