さぽろぐ

旅行・温泉・観光  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2009年03月27日

マルスの駒ヶ岳

マルスの駒ヶ岳 余市から帰ってきて、報告がてら新宿のBar(ゾートロープ)のマスターに会いに行った。 余市での話で盛り上がった後、今回は前から飲んでみたかったマルスウィスキーの駒ヶ岳(写真)を注文した。
 マルスウィスキー蒸留所は長野県は駒ヶ岳の麓にある。しかし、マルスウィスキーの本社は鹿児島の本坊酒造だ。実は日本のウィスキーの父とも言うべき竹鶴氏がスコットランド留学に向かうとき、当時上司だった岩井氏が送り出した。帰国時にあの竹鶴ノートを受け取ったのも岩井氏だった。そして後に、岩井氏が顧問に着いたのが本坊酒造だった。
 だからここのポットスチル(蒸留釜)はニッカ余市蒸留所のポットスチル1号機と同じ形をしている。

 マルスウィスキーに使われている水は、花崗岩層をくぐり抜けた軟水だ。残念ながらマルス蒸留所は現在稼働していない。火が消えて10年になるという。今までに造った樽があるので、まだ市場には出回っているが。 この駒ヶ岳はシングルモルト10年ものだ。フルーティーなフレーバーとマイルドな味わいが特徴だ。

マルスの駒ヶ岳 こっちは、本坊酒造の本社である鹿児島で作られた薩摩1984だ。駒ヶ岳の方は、信州・宮田村に築かれたマルスウィスキー蒸留所で造られたものだが(写真右側)、薩摩は文字通り鹿児島の本社で造られた。「その後20年間シェリー樽に貯蔵されたモルト原酒の中から、3樽(トリプルカスク)を厳選し、ヴァッティング(混和)したシングルモルトウイスキー原酒」だという。(ラベルに記載) 重厚な味わいと、スモーキーなピート香。そして芳醇な熟成香が特徴だ。日本のウイスキー造りの歴史の中でも最南端の地(薩摩)で造られた薩摩の焼酎ではなくウイスキーだ。限定瓶詰め本数1,752本。
 駒ヶ岳と飲み比べると、勿論、駒ヶ岳の方が若い分、飲みやすい。 それだけではなく、ふくよかでマイルドな駒ヶ岳に比べて薩摩は焼酎のような飲み口がするのは気のせいか?

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(シングルモルト)の記事画像
キャンベルタウン・ロッホにて
白州蒸留所へ行ってきた
盛岡のスコッチハウスにて
ポートシャーロット2001
角ハイボールセットが当たった
タリスカー10年
同じカテゴリー(シングルモルト)の記事
 キャンベルタウン・ロッホにて (2009-09-06 07:20)
 白州蒸留所へ行ってきた (2009-08-19 07:20)
 盛岡のスコッチハウスにて (2009-08-13 07:20)
 ポートシャーロット2001 (2009-08-02 07:20)
 角ハイボールセットが当たった (2009-07-26 07:20)
 タリスカー10年 (2009-07-23 07:20)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
マルスの駒ヶ岳
    コメント(0)