徒然に

　大和大路通を歩いた後、京都駅へ出る途中でお好み焼きの店で遅い昼食を取った。　いつもならその向かいにあるラーメン店（第一旭）へ入るのだが、今回は久しぶりに山本まんぼへ入ってお好み焼きを食べた。ここはホルモン焼きも美味しい。目の前で親父さんが焼いてくれる。
　雑誌で知ったという大阪から来たカップルが横で食べていたが、その二人が飲んでいたのは「ミカン水」というジュースだった。これも雑誌に載っていたようだ。

　俗に言うモダン焼きで、麺は中華麺かうどんが選べる。最後に真ん中に穴を掘って？生卵を落とし、周りにネギを散らして完成だ。（写真）　ソースは辛口だが、言えば辛口でないのも作ってくれる。具はミンチ、イカやキャベツ、ホルモン・・・京都で言うベタ焼きなので、まずメリケン粉を水で溶いた汁を薄く鉄板の上に引いて、その上に具を載せ、横で焼いた麺を載せる。ここへまた先ほどの溶き汁を流す。ちょっと大阪のお好み焼きとは違うが、これが京都のお好み焼き（ベタ焼き）だ。

　この店の名物はまんぼ焼きとホルモンの他に、女将さんのおしゃべりがある。店に入るなり「・・・飲み物はケースの中、自動販売機とおんなじ値段、水はセルフサービス・・・」という流暢で威勢のいい言葉を浴びせられる。　「・・・店は朝の１０時から５時まで、そこまで聞いてへんか・・・」　ビールは持ってきてくれる。生もある。

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