裏寺町通を歩く

koyuki

2009年09月13日 07:20

 裏寺町通ができたのは、豊臣秀吉が寺町通を造成してからの事らしいが、静と動、今と昔が向き合うようにお寺さんとファッションビルや遊戯施設が向き合う間を通っている。勿論、西側を走る寺町通に対する裏寺町通である。北は六角通からはじまって、南は四条通り(高島屋)までの全長は500mに満たない小さな通りである。

 写真1枚目は、北側の六角通沿いにある鰻の「かねよ」だ。本店は逢坂の関(山科と大津の間)を越える手前辺りにある。写真2枚目が名物のきんし丼だ。普通、きんし丼と言えば、薄焼き卵を細く切ったものが鰻の上に散らしてあるのだが、ここは厚焼き卵がどかんと丼を覆うようにのっかっている。これが熱々で美味しい。久しぶりに食べてみたが、味は変わっていなかった。
 北から歩き出して、すぐ右側にあるのが、誓願寺だ。(写真3枚目) 向かい側は、しばらくその誓願寺の塔頭寺院(長仙寺、頂源寺・・・)が続くが、間にファッションビルや遊戯施設が建っている。赤門正覚寺などは、ビルの下は雑貨屋や飲食店だが、見上げるとその屋上に本堂が建っている。

 そして、南側へ行くと学生達が通った昔からある居酒屋(静)やたつみ(写真4枚目)などがある。観光客は滅多に足を踏み入れない通りだろう。
 私も若い頃は、よく通ったが(映画館もあった)、最近は、あまり通っていなかった。たつみなどは、夜なら久しぶりに立ち寄ってみたかったが、まだ日が高かったので遠慮した。

 さて、残念ながら、ひとまず「京の通りを歩く」も今回で終わりである。まだ少し歩いていない通りが残っているが、先に紙数が尽きた・・・つまりこのBlog「北国」さんの容量制限(100MB)に達してしまった。続きは、今のところココログ@Niftyで続けようと思っています。
 よければ、また読んでやってください。 このBlogをはじめてから7年、「京の通りを歩く」シリーズは3年足らず(2年8ヶ月余り)でしたが、ありがとうございました。

  ->京都の通り
      パートⅡはこっち->京の通りを歩く
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