ポートシャーロット2001
この日は仕事仲間10数人と夏の恒例であるフジタホテルでのビヤガーデンへ行った後、久しぶりにその隣にあるK6というBarでシングルモルトを飲んだ。
ポートシャーロットは、アイラ島のブルイックラディ蒸留所で造られるシングルモルトの一つだ。このポートシャーロット2001の2001には意味がある。それは、ブルイックラディ蒸留所が再開した年だからだ。
ブルイックラディ蒸留所では3種類のフェノール値が違うシングルモルトを造っている。その代表的な物が、ブルイックラディだ。フェノール値は2~5ppm。 そして麦芽のフェノール値を40ppmに変えて造られた物が、このポートシャーロットだ。後一つ、フェノール値を80ppmにまで上げた物が、オクトモアである。
非常にスモーキーとされる同じアイラ島のカリラやラフロイグ、ラガブーリンでフェノール値35ppmだから、40ppmは高いし、スモーキーだ。他にはアードベッグが55ppmだ。
ここブルイックラディ蒸留所の統括責任者は、かってボウモアにいた有名な人(J氏)だ。彼がブルイックラディ蒸留所の衰退を見かねて再開させたそうだ。ボウモア蒸留所はインダール湾をはさんで対岸にある。勿論、
ボウモアとは違った味に仕上がっている。
こっちは盛岡市にある「Scotch Hose」で飲んだポートシャーロットのボトラーズ(エイコーン社の「フレンズ・オブ・オーク」シリーズ)だ。
ブルイックラディ蒸留所の統括責任者(J氏)は、アイラ島での大麦生産を復活させ、そしてポートシャーロット蒸留所を復活させようとしていると聞いた。 と言っても私には成功を祈るしかないが、否、出来たモルトを1ファンとして購入するくらいはできそうだ。
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