ジュラのスーパースティション

koyuki

2009年05月31日 07:20

 ジュラ島はジョージ・オーウェルが小説「1984年」を執筆した島として知られている。 小さな島に7つもの有名な蒸留所があるアイラ島から船で渡ることができる。ジュラ島には蒸留所は1つしかない。アイラ島のシングルモルトとの違いをだすためにピートは焚かずに造られていたが、このスーパースティション(迷信)は、「ピートを焚いた若い原酒に、13年から21年以上熟成させたジュラのピートを焚いていない原酒をヴァッティングして、その後シェリー樽で仕上げの熟成が施されている」。

 ボトルのマークは女性のマークではなく、「不滅の神の力が」が宿るといわれるエジプトの十字架だそうだ。蜂蜜のような甘い香りが微かにする。スパイシーで、ピーティーな風味がする。ジュラは「鹿の島」の意らしい。釧路で食べた鹿肉に合いそうだ。
 あては、最近銀座にオープンした山形県のアンテナショップで買った「さくらんぼの酢漬け」だ。そう言えば6月は桜桃忌だ。
 こっちは、JURAの10年。ピートが焚かれていない分、ライトで飲みやすい。 ピートを焚いていないノンピートな麦芽を使用しているが、かすかにピーと風味があるのは、仕込み水に使用している島のマーケット湖の水がすでにピートの水だからだろう。
 JURA10年は、烏丸御池(三条上ル)の「やまや」で3,980円でした。 あては、錦市場の珍味屋で購入した「ほやこのわた」。ホヤだけだと苦みがあるが、このわたの塩辛を混ぜることで、いい酒のあてになる。
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